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オケテンプレからQLSOがいなくなったので追悼文を捧げてみる

· 音源,DTM

僕の傍にはいつも君がいてくれた

というわけで、この度オケテンプレを新調しまして、ついにQLSOこと、EASTWEST Symphonic Orchestra Goldが僕のテンプレから消えました。ワンピのサンジ風に言えば、「…長い間!!!くそお世話になりました!!!」って奴です。(どのくらい長い間かは、年がばれるので黙秘します)木管から始めて、弦、金管と少しずつ置き換えていって、最後に残っていたパーカッションも、先日導入した新音源により置き換えることが出来ました。これからもリファレンスの一つとしてQLSOの音を鳴らし続けるとは思いますが、多分自分の曲で使うことはもうほとんどないんじゃないかなーと思います。

以下、参考になる話とかは何もないです。単に思い出話なので、TIPSを探している方は他のサイトに行った方が良いかと思いますよ!

打ち込みオーケストラのイノベーション

QLSOが初めて世に出た時、僕はまだDTMをちゃんと始めたばかりで、オーケストラどころか作曲の右も左も良く分かってませんでした。もう一つのオケ音源の金字塔Vienna Symphonic Library(VSL)もちょうど同じ時期に初出だったと記憶してます。今と比べるとほんとに狭い界隈でしたが、当時のネットの打ち込みオケ界はQLSOとVSLの話題で持ちきりでした。

QLSOの何が凄かったかというと、

  • 今のオケ音源では当たり前の、ホールでのマルチマイク収録を初めて実現した音源
  • (ただし、廉価版のGold/Silverはステージマイクの音のみ)
  • なので、音の鳴り方が、それまでの音源とは比較にならないリアルになった

ことです。この音が手に入れば、ボクも憧れの作曲家になれる…!そう妄想しながら、金をためつつ作曲の勉強を必死で頑張りました。

結果…飲み会とかしょうもないことで散財してしまい、当時の僕の財力で手に入ったのはQLSO Silverという最廉価版だけでした…。ですが、それでも僕が当時持っていたAdvanced Orchestra(のブラスだけ)とか、XV-5080※のエキパンのストリングスよりはずっとリアルに鳴ってくれたので、もう嬉しくて仕方なくて、サルのように曲を作りまくりました。

※追記…実際に持っていたのはXV-2020というXVシリーズ最廉価版の音源でした。記憶違い。

ねんがんのQLSO Goldを手に入れたぞ…しかし

就職してもっとお金を稼げるようなってから、やっと念願のQLSO上位版のGoldを手に入れました。QLSOが真価を発揮するのは、マルチマイクのPlatinumなのですが、当時の僕のPCのスペックからは、まだ重すぎるように感じたのです。確かに音はさらに良くなり、使える奏法の数も大幅に増えたのですが、使ってみると(少なくとも僕にとっては)意外と使いにくい音源でした。

  • キースイッチによる奏法切り替えだと、ホイールでの抑揚付けに対応してなかったりして、真価を発揮できない
  • あと、楽器ごとに奏法あったりなかったりして整理されてない。あと、キースイッチの並びもあんまり統一感がない
  • 何より辛かったのは、元々KONTAKT版だったのが、PLAYという独自エンジンに切り替わってしまったこと。今でこそかなり安定してますが、出始めは結構不安定だった感。

まあ、QLSO Goldが悪いわけじゃないんです。人によっては気にならないし、今でも使える音が沢山あると思いますが、なんか自分の肌に合わなかっただけです。QLSO Silver時代は、奏法も少なく、選択の余地もなかったから、音は最高だけど操作性は割と大雑把な特徴が、あんまり気にならなかったのかもしれません。そうこうしてる間に、LA Scoring StringsやCineBrassと言った次の世代の定番音源が出てきて、いまいち使い切れないままで終わってしまった感があります。(SpitfireやOrchestral Toolsの猛攻の前に、これらもレガシー化しつつあるような気がしますが…)

今のオケテンプレ

ありがたいことに、二度目の転職でやっと音楽をやる余裕が戻ってきたので、作曲しながら環境整備を進めています。だいぶ浪費…じゃなくて投資をした結果、QLSO Silver時代に勝ると劣らないシンプルな使い勝手と、出音の良さ・表現力を両立できつつあるように思います。後者はまだまだ改善の余地ありだと思いますが、地道に改善を進めていきたいと思います。

 

現在のセットはこんな感じです。

ストリングス:LA Scoring Strings

木管:VSL Woodwinds(バラ売りをコツコツ買い揃えました…)

金管:定番のCineBrass PROと、Bravura Scoring Brassというマイナーな音源のコンビ

オケパーカッション:NI Symphony Series Percussion

ズンドコ系(EPICともいう)パーカッション:Spitfire Hans Zimmer Percussion / Albion ONE

脳みそのキャパが少ないせいか、あんまりトラック数が多くなると混乱するので、今のところはキースイッチ主体でトラック数を抑えるようにしています。でもプロの方のテンプレを見ると、かなりの方で奏法別にトラックを組んでるようなので、やり方は再考の余地があるかも。

特にオチはないけど

最後にQLSO Goldで作った耳コピを貼って終わります。梶浦由記さん作曲の、まど神さまのテーマです。(少なくとも私の中では)QLSOは円環の理に導かれました。

QLSOから遠ざかるのと反比例するようにVSL信者になっていったのですが、それはまたどこか別の機会で書きたいと思います。

NABEMON

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